鴫

鴫誌(令和8年2月号)より

代表近詠 名誉代表近詠 当月集より 寒麦集より 羽音抄

生きる力
加藤峰子
壇上へ手を貸す受賞秋うらら
めりはりの祝賀スピーチ秋日和
拾はるる若さ残して栗落つる
手を上げて合図小春の測量士
秋草や幌深くしてベビーカー
反射板腕に冬夜のペダル漕ぐ
画用紙の巻き癖に置く富有柿
生姜湯や眠りてすべて過去とせむ
日の優し独り仕切りの障子貼る
寂しさも生きる力よ返り花


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